ペットボトム 様

ゲル状装甲実験機　プルテウス

電場応答型ゲル状素材「マラキア」の航空・宇宙への応用を検討するべく製作された実験機の一つ。
名前の由来は棘皮動物の幼体であるプランクトン。
エアインテークとエンジンノズルを除く全身を機体各所から分泌されるゲルで覆い、装甲を形成する。
そして、神経網を張り巡らし、ソフトアクチュエーターとしてコントロールすることで、より生物のそれに近い柔軟性を備えた主翼・尾翼となす。高いスティルス性も備える。
しかし、この装甲を構成するゲル状素材は安価で耐久力も高い半面、通電していない状態では航空燃料も兼ねているので可燃性が高く、誘爆事故の可能性が指摘された。（更に言うなら飛行時間に比例して装甲を構成するゲルも燃料に回されて目減りしていくので、時間が経過すればするほど脆弱になる機体である）
このプロジェクトは試作機数機のみが生産されただけで計画は立ち消えた。